食べ日記 11
ここでは私が、あちこちうろついて食べ歩いたお店を紹介します。 by いずみ


(2004/4掲載)

卑弥呼のショウユとみそ
http://www.himiko-miso.co.jp/top.html

先日福岡に行った時、メチャうまの自然食のお店でご飯を食べた。あまりのおいしさに、お店の名前も住所もメモしわすれた。カメラも持っていなかった(>_<。)。

でも、そのお店で使っている調味料などを売るコーナーがあり、お醤油とおみそを買って帰った。これがすこぶるうまい。めっぽううまい。
たとえばショウユなどは、普通はなめたらしょっぱいショウユの味がするものだけれど、ここのは、違う。しょっぱいという感じがしないのだ。調味料には凝る私だけれど、ショウユはどこもたいした違いはないと思っていた。それがそれがそれが。ショウユだけなめてこんなにおいしいと思ったことはない。

みそは甘口の麦みそを選んだのだけれど、あっという間に無くなってしまった。だんだんずぼらになってろくに料理をしなくなっていたが、このみそを買ってからは、みそ汁や豚汁が作りたくてしょうがない。ほんのりと甘いみそ汁で、ふと気づくとお椀が空になっている。鍋も空になっている。

なんとか手に入らないかと思って検索してみたら、ちゃんとHPがあった。ショウユの種類とみその種類が半端じゃない。これを見るだけでも価値あり、
http://www.himiko-miso.co.jp/top.html




豆腐は百福(ももふく)
有限会社 百福食材研究所 岐阜県各務原市須衛町4-179-1  
「VRテクノセンター」内
TEL.0583-79-0631/FAX.0583-79-0632
営業時間 AM9:00〜PM5:00、土・日定休(週休2日)
http://www.momofuku.net  

我が家で鍋をしようということになった時、友人がこの豆腐を持ってきてくれた。パックに充填されている豆腐だ。
話によると、おからを出さない作り方なのだそうで、つまりは大豆まるごと何も残さずに、この豆腐にギュッとつまっているらしい。  
食べてみた。絹ごしのなめらかさで、木綿の堅さと濃さがある。味もしっかり豆腐だ。

豆腐工房亜蔵の豆腐は、昔ながらの元祖本家本物を追求し、現代風にアレンジした由緒正しい豆腐だが、この百福は現代科学の技術と発想を使った新しいものなのだと思う。  
この豆腐はかなり日持ちがするというので、10丁注文してデザイナーのまゆみさんの所に2丁持っていった。
またまた鍋だ。やっぱりうまい。
お出汁のお風呂であたたまった豆腐を、ポン酢とネギをまぶして口に入れると、濃厚な豆腐の香りがポン酢と溶け合って、スルリンと喉をすべり落ちていく。非常に上品でまろやかだ。
 
チャキチャキの現代っ子かと思ったら、実は微妙な色あわせの着物を上品に着こなして、白いうなじを光らせてこちらをドギマギさせるようなおももちがある。  

それになんといっても、あのおからごと食べているのだと思うとうれしい。繊維と栄養たっぷりのおからを捨ててしまっているのはなんとも惜しい、と常々思っていたので、私はとても満足した。
便秘ぎみの両親の所にも10丁送ってもらった。  聞く所によると、これで豆腐ステーキを作るとかなりいけるらしい。